何らかの事情で週5日の8時間勤務が難しくなり、正社員として働けなくなった場合、辞めることを考える人も多いのではないでしょうか。
しかしその決断は早計です。
実は会社によってはバイトなどの雇用形態に切り替えてもらえることがあります。
待遇は変わりますが、これまでと同じ職場で働けるため、転職活動や人間関係の再構築などが不要です。
今の職場に不満を持っていないのであれば、雇用形態の切り替えを相談してみると良いでしょう。
ただ正社員からバイトに切り替えた場合、有給休暇はどうなるのか疑問に思う人もいるはず。
結論から言うと、正社員からバイトに切り替えた際、それまでに付与されている有給休暇は増減しません。
また、切り替えてからは、バイトとしての有給休暇が基準日に付与されます。
具体例を挙げてみましょう。
正社員の頃は週5日の8時間勤務で、その後バイトに切り替えて週3日の8時間勤務で働くとします。
正社員であった頃に有給休暇が年間で20日付与されていたとしたら、これまでに付与された日数はバイトに切り替えても保証されています。
しかし、バイトに切り替えてから付与される有給休暇医は今までと同じ20日ではありません。
週5で働いた場合に20日なら、週3では11日間の付与となるようです。
事情があって正社員としての勤務が難しくなってしまったとしても、慣れ親しんだ会社、同僚、業務から離れるのは不安が付きまとうものです。
それまでに付与された有給休暇は保障されていますし、アルバイトに切り替えられるのなら切り替え、また、それまでに付与された有給休暇をうまく取得しながら、今後のキャリアについて考えてみるのもいいかもしれません。